脂肪肝の人が合併症を発症している可能性のある肥満関連の疾病

肥満体の人は脂肪肝を発症する割合が高い

脂肪肝 合併症

また、肥満は万病の元と言います。
つまり、肥満は様々な病気を引き起こす恐れのある
体質の症状であり、合併症もたくさん起こします。

 

それは末梢の脂肪が肝臓にたくさん移動して、
中性脂質が肝臓に過剰に蓄積されるからです。

 

肥満の脂肪肝患者は体重コントロールさえすれば
肝機能は自然と正常になり回復します。
脂肪肝のひとは肥満による病気にも注意しましょう。

 

脂肪肝になったら肥満による合併症に注意する

1)高脂血症

高脂血症は血液中に脂肪成分が
多いことを意味します。

 

肥満が脂質代謝に及ぼす影響は、
主に中性脂肪の代謝異常に起因します。

 

その結果、私たちの体によいHDLコレステロールは減少し、
悪い役割をするLDLコレステロールは増加します。

 

このような脂質代謝の異常は体重をコントロールすれば、
大半は矯正されます。

2)高血圧

肥満になると体型が大きくなり
全身の循環血液量が増大して心拍出量が増えます。

 

また、体脂肪圧迫によって末梢血管抵抗性も
増大することから血圧が上昇して高血圧の危険が高くなります。

 

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3)糖尿病

肥満による糖尿病(2型糖尿病)は
インスリン(insuline)の血糖降下能力が低下して、
インスリンを増産しますが、血糖処理が追いつかず、
ここで糖尿病が発症します。

4)虚血性心臓疾患

狭心症、心筋梗塞症のような
虚血性心臓疾患は心臓に分布している血管が詰まったり、
血液循環がうまくいかなくなったりして生じる心臓疾患です。

 

肥満体の人はそうでない人よりも虚血性心臓疾患が
生じるリスクが高いと言えます。

5)動脈硬化症

肥満による脂質の増加、高インスリン血症は
直接的に血管の損傷をもたらします。

 

血管の壁に脂肪が水道管にさびがついたように
沈着する高インスリン血症は血管の壁を構成する
細胞の肥厚を招きます。

 

結果的に血管の内径が狭くなって血圧が上がり、
冠状動脈硬化症になると、狭心症や
心筋梗塞症が生じることになります。

6)胆石症

胆石は大部分コレステロールが
結晶化して核になっています。

 

肥満体の肝臓で過剰に作られたコレステロールが
胆のうに行って蓄積され、それが胆石となって固まります。

 

肥満の胆石症患者は手術後の合併症も多くて、
死亡率も肥満でない人よりやや高いです。

7)一部のガン

女性では子宮内膜がん、卵巣癌、乳がん、
胆のうがん、男性では前立腺がん、大腸がん、直腸がん、
膵膓ガンについては、肥満とつながりがあり、
肥満に関わっているとされています。

8)関節炎

肥満を放置すると、膝と腰は
その体重によって多くのストレスを受けます。

 

変形性膝関節炎は肥満患者に圧倒的に多いです。

 

また、肥満体の人はそうでない人より平均的に
血液内の尿酸値が高く、痛風を発症する場合もあります。

9)肺機能障害

超肥満体の人は、脂肪が
胸壁コンプライアンスや横隔膜に過度に蓄積されて
肺容量が減少し、低酸素症に陥りかねません。

 

従って、呼吸運動能力が制限されて少しだけ動いても
息が切れるようになります。

 

また、滅多にありませんが、寝ていて呼吸が止まってしまう
睡眠時無呼吸症候群が現れる可能性があります。

 

呼吸がまともに戻らなければ生命を失うこともあります。

10)生殖器異常

肥満体の女性の場合、月経不順、
不妊症が現れる可能性があり、男性の場合は陰萎と
精子減少症が現れることがあります。

11)心理的疾患

肥満体の場合、特に若い女性が
太っていることを恥ずかしく思って心理的に萎縮していること
が多いと見受けられます。

 

不安、うつなどの症状が出たり、悲観して
心の病気につながってしまうこともあります。

 

医学的に理想的な体重とは男女共に
20歳前半の体重と言われます。

 

つまり、成長が全て終わり肉体的に完成された時期の体重を
指していて、これを健康な生活を送りながら
ずっと維持することが必要です。

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